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RPA何選ぶ?
2019/04/25
業務効率

RPA何選ぶ?

こんにちは!CBITの庄山です。

いよいよ後1週間程で平成も終わり、来週からは新元号、令和になりますね。
高度経済成長期の昭和。

バブル崩壊後の、いわゆる失われた20年とも30年とも言われた、
低成長期時代の平成。

そして令和…どんな時代になるのでしょうかね。

でも、一つ言えるのはAIの発達により、あらゆるシーンで“自動化“が進み、
機械が自律的に判断する、そういう時代が当たり前になっている事でしょう。

さて、平成の最後の最後で登場してきたRPA。
前回のコラムでは、

RPAとは?RPAとAIの違いは?RPAって何ができるの?

そんな事を書きましたが、
今回は、私も質問されることの多い、
RPAの選び方や各製品の特徴について簡単にまとめてみようと思います。

 

 

RPAってどんなものがあるの?


RPA製品ですが、実は沢山あるのですよね。
私も全て把握しているわけではないのですが、
フリー(無償)なもの、有償のものを合わせると軽く10以上の製品があります。

まず、フリーと有償の違いについてです。
これはRPAに限らずですが、

・サポートを受けられるかどうか
・海外の製品なら日本語化されているか
・利用環境が限られる

このような条件があります。

では、まずフリーの製品を一つご紹介します。

 

 

フリーで利用できるRPA Express


RPA Express
この製品は完全フリーで利用できるサービスです。
無料ながら、全ての機能が利用できることが特徴の一つです。

WindowsアプリやWebサイト(アプリ)の操作を記憶(記録)できるなど、
有償サービス並の機能を提供しています。
ただし、デメリットもあります。

英語ができれば問題はないのですが(苦笑)、
一つは日本語対応していない事
それと、当然サポートが受けられない事があります。
ただ、サポートは受けられないもののコミュニティはあるようです。

つまり、全て自己解決できるような方。
日本語にローカライズされていなくても問題ない方。
まずはRPAをフリーで試してみたい方。

このような方には利用が向いているのではないかと思います。

 

 

有償で利用できるRPA製品


こちらも幾つも製品があるのですが、
よく検討対象に上がる実績のある製品を4つ紹介します。
まずはこちらをご覧ください。1枚の図にまとめてみました。
※縦軸に規模の大小、横軸に難易度を表し4つの製品をマッピングしてみました。

製品は、
・WinActor
・BizRobo!
・UiPath
・buleprism

RPA製品マップ

それでは、簡単に各製品の特長をまとめます。
ご参考まで。

 

 

WinActor


WinActorは主に小規模向け(大規模で使えるが)で、
他の3製品に比べると、かなり易しい部類だと思います。
ただ、高速・大量に処理するのには少し不向きで、
集中管理することも難しいので、
大量のデータの取り扱いや、複数業務をロボで平行稼働させる、
などには向いていません。
どちらかというと、個人(一人)の業務をWinActorが代理する!という、
認識でよいかと思います。

 

 

UiPath


UiPath、BizRobo!はよく比較対象に上げられるサービスだと思いますが、
どちらも、Webアプリでもデスクトップアプリのロボ開発も可能です。
細部はそれぞれのサービスを見ていただいた方がよいのですが、
私から特徴をあえて上げるとすると、
UiPathは小さく始めやすい価格設定がメリットで、
売上規模によっては無料で利用できる期間などがあるのもメリットだと思います。
WinActorとは違い、サーバ管理する仕組みもあり、ロボの稼働、実行状況なども管理できます。
個人的には、BizRobo!よりも開発は“素人“向けだと感じます。
ただし、大きく育った場合、ライセンスや開発端末などによっては、
想定以上にコストがかかるケースもあるようです。

尚、単純に開発の難易度という観点だけなら、
実際にこの4製品を触ってみた印象では、

WinActor > UiPath > BizRobo! > blueprism

という順に難易度があがると思います。

 

 

BizRobo!


BizRobo!ですが、
こちらもUiPath同様、サーバ管理に優れ、どちらかというとUiPathよりも、
中・大規模向けと言えると思います。
サーバライセンスであるので、クライアントの開発台数には影響しないので、
スケールさせるという意味では、UiPathよりも台数が増えれば増えるだけ
コストメリットがでてきます。

価格設定は、販売代理店によってプランなどかなり違いがありますが、
標準的な価格で年間720万となっています。
そういう意味では、小さく始めるというよりも、
ある程度組織的に、もしくは全社的に活用していく!という前提にたって、
導入すべきサービスかもしれませんね。

 

 

blueprism


最後に、blueprismですが、
これは一言で言うと、エンタープライズ向けのRPAと言ってよいでしょう!
ターゲットも、RPAを作るというよりも、“RPAを開発“するに近く、
完全にエンジニア寄りな、エンジニア向けのRPAと言えます。
大量、高速、複数稼働に向いていて、
集中管理する仕組みに優れます。
エンジニアがRPAを構築していく、少し小難しい言い方をしますと、
ビジネスプロセスを見直すような仕組みを構築するのにRPAを使う!
このような用途に向いていると思います。

 

 

自分の会社にはどんな製品があう!?


簡単に有償の4つの製品をご紹介させていただきましたが、
管理会社さんや仲介会社さんで利用されるには、
どのサービスがよいのでしょうか?

簡単に目安となる指標をまとめます。参考まで。

WinActor や UiPath
・小規模事業者で一人や二人の作業をロボットに代替させる
・比較的単純な業務を自動化する
・できるだけコストを抑えて始めたい

UiPath や BizRobo!
・小さく始めて、状況をみつつ拡大させる
・集中管理しロボットを効率的に稼働させる

BizRobo! や blueprism
・業務プロセスの見直しなども含め、大量・高速・同時並行のロボットが必要
・少し難易度の高い業務を自動化する

いかがでしたでしょうか?
少し駆け足でしたが、簡単に各RPA製品の特長をまとめてみました。

不動産業界は、昨今、IT重説だ、不動産テックだなんだと言われ始めましたが、
まだまだ主流は“紙”であり“FAX”が中心です。

OCR処理もAI化が進んできて、
RPAとの組合せにより、相当な自動化が実現できるような時代になってきました。

RPAやAIは大企業だけでなく、
人手の少ない中小企業にも有用なサービスとなりつつあります。

リソースがたりなくなると、常に“人”で解決するのではなく、
RPAによる自動化ができないか?少し立ち止まって考えてみるのはいかがでしょうか。

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

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※当コラムは株式会社CBIT執行役員 庄山幸一様より寄稿いただきました。

 

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