不動産仲介において物件は大きく分けると2種類に分類されます。
それは「決め物件」と「当て物件」と言われています。
というのも、不動産会社の営業マンも日々成績に左右される世界で戦っています。当然、決まりにくい物件を紹介するよりも決めやすい物件の方が重宝されるものです。なぜかというと彼らの成績や評価に直結しやすいからです。
「決め物件」とは・・・その名の通り、契約を決めてもらう物件です。
「当て物件」とは・・・当て馬にされやすい物件です。
不動産市場は常に動き続けており、内見数が多いというだけでは、成約につながるとは限りません。仲介営業マンが持つのは、そのマーケットにおける正確な情報と、顧客のニーズに合わせた物件選定能力です。
仲介営業マンが先ずは当て物件を内見してもらい、その後で「決め物件」を紹介することのギャップをうまく利用して内見者のモチベーションを高めて成約数を増やしていくことは、営業の流れの一つとしては想像しやすいかと思います。
あくまでも可能性の一つではありますが、もしも内見数が多くてもなかなか決まらないのならば、「当て物件」に分類されている可能性があるかもしれません。
仲介営業マンに選ばれる物件になるためのポイント
立地が良好であること
入居希望者の多くは、通勤や通学、買い物など、生活に便利な立地の物件を希望します。そのため、駅やバス停、スーパー、コンビニなどの生活利便施設が充実している立地の物件は、仲介営業マンも積極的に紹介する傾向にあります。
設備や仕様が充実していること
入居希望者は、設備や仕様が充実した物件を求める傾向にあります。そのため、エアコン、照明、洗濯機置き場、浴室乾燥機などの設備が整っている物件や、室内が明るく広々とした物件は、仲介営業マンも積極的に紹介する傾向にあります。
家賃が適正であること
家賃が適正でなければ、入居希望者が物件を検討する意欲を失ってしまいます。そのため、周辺の相場を参考に、家賃を適正な水準に設定することが重要です。
これらのポイントを踏まえて、具体的な空室対策としては、以下のようなものが挙げられます。
物件情報を充実させる
物件情報は、仲介営業マンが物件を紹介する際に、入居希望者に提示するものであるため、できるだけ充実させることが重要です。物件の立地や設備、仕様、家賃などの情報を分かりやすく記載し、写真や動画を掲載することで、入居希望者の興味を引くことができます。
仲介営業マンとコミュニケーションを取る
仲介営業マンは、入居希望者のニーズを把握し、それに合った物件を紹介しています。そのため、仲介営業マンとコミュニケーションを取り、自社の物件がどのような入居者に適しているかをアピールすることが重要です。
物件の競争力を高める
周辺の物件と比較して、自社の物件がどのような優位性を持っているかを明確にすることが重要です。例えば、設備や仕様を充実させたり、家賃を割引したりすることで、競争力を高めることができます。
仲介営業マンに選ばれる物件になることで、入居希望者に物件を紹介される機会が増え、空室の解消につながります。
ダンゴセレクトの考える空室対策の1つとして
空室対策の方法を考える時に、「これなら決めやすい!」とわかりやすく不動産会社の営業マンに思ってもらえるような物件を目指していくことも含まれてきます。決めやすい物件として選ばれるように、人気設備を取り入れる事が空室対策の一環として重要なことだと考えております。
例えば、内見者の立場から考えても人間は心理学的に「複数のものから選びたい」という性質を持っている方が多い傾向にあります。
☑今の入居希望者はどうやって部屋を探しているのだろうか?
☑部屋探しでは何を気にしているのだろうか?
これらを徹底的に考え、アクションしなければなりません。
空室を埋めるためには内見数を増やす必要がある!
現在、多くの人が引っ越し先の部屋探しに「インターネット」を利用しています。検索をする際、あまりに多くの物件がでている為に、部屋探しをする人は「絞り込み検索」を利用して、自分好みの物件を探されているはずです。
物件が掲載されているホームページ(ポータルサイト)には、希望の人気設備をチェックする項目があります。つまり、部屋探しをする人に見つけられやすい物件(=人気設備がある物件)にすることは、内見数を増やすためには必要なことです。
引っ越し先を探してる人のことを考える
引っ越し先の新生活を考えながらネットで絞り込み検索をした際に、求められている設備が導入されていない場合はオーナー様の持っている物件が引っ越し先の検索候補から外れてしまうことになってしまいます。
もちろん設備が整っている事だけが勝率を高めるということではありませんが、勝率が下がってしまうことは間違いないかと思われます。
つまり、内見数が増えなければ当然、空室は埋まりにくいということです。なので、人気設備を導入することは空室対策の第一歩となると言えます。
少しでも空室対策にご興味をお持ちの不動産オーナー様がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問合せ下さいませ。
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