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AI-OCR-どれつかう?
2019/06/12
業務効率

AI-OCR どれつかう?

こんにちは!CBITの庄山です。

今年もGWの大型連休が終わったと思ったら早くも梅雨の気配。
梅雨が明けたら、すぐ夏到来ですね。

今年は酷暑になるのでしょうか??
先日も5月なのに、気温が30度オーバーになるなど、
暑さにあまり強くない私としては、これ以上この時期に暑くなるのは…
そうかと思えば、先週末から一気に気温が下がり、20度前後。
このアップダウンは身体にきますね。皆様もお体ご自愛下さい。

さて、今回は前回の引き続きで、
AI-OCRについてです。

前回のコラムを少しだけ振り返りますと、

OCRは光学文字認識といい、AIを活用して活字は勿論、手書き文字を認識し、
それをデジタルデータとして変換するというサービスになります。

それに今流行りのRPAなどと連携して自動化を行い、
紙からの情報をデジタルデータ化し、ファイルにしたり、
基幹システムや販売管理システムに更新したりするわけです。

で、本日はRPAと同様、AI-OCRのサービスについても触れていこうと思います。

 

 

AI-OCR製品


2018年末時点で、私自身が、デモ、テストに協力したサービスの中で、
「これは!」という製品をご紹介しておきます。

尚、2018年末時点と言っているのには理由がありまして…
AIメーカーは日進月歩でして、極端な話、先日できていなかったものが、
翌月には改善されてできるようになっている!という事も有り得る業界ですので、
こう表現させていただいています。

特に、不動産業界で使うとなると、
やはり手書き文字は避けて通れないと思います。
その中で、特に私が優れていると思うサービスが下記の2社。

1.コージェントラボ社のTegaki
2.AI Inside社のIntelligent OCR

両社共に手書き文字認識のOCR処理に特徴があります。
簡単に両者の特徴をまとめてみます。

 

Tegaki(コージェントラボ)


製品名:
Tegaki

製品特徴:
・AIを活用することで漢字、カナなど識字率が低かった文字も高精度に読み取ることが可能
・OCR専用フォーマットでなくても読み取り可能で、フリー欄のようなものに記入された文字でも変換可能
・人手による入力と比較し94%ものコスト削減を実現
・24時間365日データ化対応でA4、1000枚程度であれば5分程度でテキスト化が可能

料金体系:
複数プラン提供されていて、ライト、スタンダード、エンタープライズとあり、
ライトプランであれば、月額基本料金3万円から(処理帳票数約1,000枚含む)。
※正確には、文字やチェック項目の数によって変動

個人的な所感
 ベリファイ(いわゆる文字修正)用のインタフェース自体も提供され、
 エンジニアでなくても使える点が好印象。
 また、帳票設計も比較的分かり易くできている。
 当時は他製品との連携はまだまだ少数でしたが、サイボウズのKintoneとの連携などもでき、
 現在、RPAの他製品との連携実績もでてきているため、
 OCR処理後のデジタルデータでの連携も、SI(システムインテグレーション)前提でなくとも、
 データ連携できるようになった点が大きい。

 

 

Intelligent OCR(AI Inside)


製品名:
 Intelligent OCR

製品特徴:
・こちらもTegaki同様、AIによって手書きの漢字、カナの認識が可能
・文字以外にも、バーコードやQRコードなども対応可能
・24時間365日データ化対応可能
・別途サービスでElastic Sorterという帳票テンプレートを識別する仕組みとの連携可能

料金体系:
 こちらは2つのプランが用意され、スタンダードとエンタープライズの料金設定。
 初期費用がTegakiよりは高額で、100万以上かかるが、
 月額料金はスタンダードで月10万円からのため、
 Tegakiよりも月額は安くなる。

個人的な所感
 Tegaki同様、インタフェースは分かり易くできているため、
 こちらもエンジニアでなくとも帳票設計、ベリファイ作業も可能。
 また、Elastic Sorterという別途サービスになるが、こちらを使う事で、
 帳票毎の自動仕分けが可能になるのは大変便利だと思う。
 また、こちらもRPA製品との連携が増えてきているため、
 デジタルデータの変換なども容易になりつつある。

 

 

で、どっちがいいの!?


RPAの時もそうでしたが、お勧め製品どれですか?という事なのですが…

私のお薦めは…

両方です(苦笑)
スミマセン、いつもなら、必ず回答させていただくのですが、
これ、正直難しいです。甲乙つけがたい。

どちらもAI活用しているのですが、
AIの使い方は両社共に違いがあるようです。
例えば、コージェントラボさんは、手書き文字の認識をどうしているのか確認したところ、
当時は「1文字単位でAIがモデルから判定しています」と仰っていました。
AI Insideさんは「ある程度文字のブロック(センテンス)単位で判定している」とのことでした。

実際に、テストした結果は…
同じ手書き帳票をTegakiとIntelligent OCRでテストしたところ、
3ヶ月前はTegakiの方が判定(精度)は高かったのですが、
3ケ月後にはIntelligent OCRの方が若干優っている結果になっていました。

つまり、このコラム書いている間にも、両社のAIは学習を進め、
精度がどちらも上がっていて、甲乙つけがたいというところがあります。

では、どちらでもいいのか?というと、実はそんな事もありません。
それでは、このコラム見ていただく方に申し訳ないので、
どちらか選ぶ際に、私なら!という視点でポイントをご紹介しておきます。

まず、AIについては現時点での評価だけでは正直難しい!というのは、
前段で申し上げた通りです。
つい数ヶ月前にはできていなかったことが、翌月にはこちらではできるようになっていた!
というのを実際に目にしてきたので、これだけでは私も判断できないと思っています。
ではなにが判断材料になるの?という事ですが、
私なら、OCR処理後の運用に目を向けます。

それはなにか?ということですが。

OCR処理するのは、勿論、デジタルデータに変換して、
そのデータを後工程で活用するためだと思います。
例えば、アンケート用紙に記入してもらった紙の情報を、
デジタルデータ化し、MA(マーケティングオートメーション)のシステムに投入。
そのデータが、育成データとなり、ついでCRMへと繋がっていく。

製品によっては、RPA製品の流れの中でOCR処理を実行し、
基幹システムにデータ投入までしてしまう!
こういうことが可能になります。

または、クラウドサービスと連携できるような(APIまたはWebAPIと言ったりしますが)、
仕組みが用意されていたり、自分たちの用途や運用によって、
どちらのサービスを選択するか?ということを考える事も可能です。

もし、RPA製品をお使いであれば、
その製品と“相性“の良いサービスを導入するというのもありだと思います。
また、情報共有系のクラウドサービスをお使いであれば、
OCR処理からの連携する仕組みを提供しているサービスを前提条件として導入する、
というのも考え方の一つと思います。

今回は明確にこれ!という事が難しいお題だったのですが、
皆様のAI活用の一助になれば幸いです。

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

※当コラムは株式会社CBIT取締役 庄山幸一様より寄稿いただきました。

 

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