今回は、2003年から15年以上に渡り「賃貸名人」をご利用いただいている第一土地(埼玉県・北本市)の
門井誠治社長に話を聞きました。
埼玉県北本市・上尾市を商圏として、賃貸仲介や管理を行っている同社に、
「賃貸名人」について伺いました。
第一土地様には、「賃貸名人」を長くご利用いただいています。よく利用している機能はありますか。
基本的なところですが、データを入力して残し、後で検索ができる機能ですね。
ご存知のとおり賃貸はクレームが多い業界です。
入電で一番多いのは「水が漏れています」といったトラブルに関するものでしょう。
そのときに、電話を受けながら「賃貸名人」を検索すれば、
どこの何号室の○○さんだということが分かり、紐付いた情報が出ます。
そして、どういったクレームがあり、どう対応したのか履歴を残します。
クレームデータを蓄積することで、数年後に何かあった際も、
「○月○日にこういった連絡があってこう手配している、こう対応している」ということを説明すれば、
クレームを受けても納得いただけます。
見たい情報にすぐアクセスでき、すぐ対応できる。そして履歴を残すことができる。
これは非常に重宝しています。
クレーム対応をはじめとしたデータや履歴を残して確認できる機能ですね。
こういった機能は、紙で管理していては不可能です。
もう、紙の業務には戻れないですね。
管理会社は、社員全員が同等のサービスを提供できるかが重要だと思っています。
確かに、クレームに対するスキルや問題解決能力は、人によって異なります。
しかし、「賃貸名人」で、クレームの履歴がしっかり残っていなければ、
後々の対応や結果に大きな違いが生まれます。初動が大きく違います。
「誰かに頼むときちんとやってもらうが、他の人ではできない」ではダメです。
社員全員がきちんと情報を把握し、サービスを提供しなければならない。
そのためには指針が必要です。当社では、「賃貸名人」が指針になっています。
「賃貸名人」やダンゴネットに不満な点があれば教えてください。
特に不満はありません。
もちろん、フリーレントの項目設定で「もっとこうして欲しい」といったことや、
管理業登録制度が法定化された場合の帳票に関してなど、細かい質問やミスマッチはあります。
でも、それは「賃貸名人」のサービスに対する不満というか、仕様の部分です。
しかも、「賃貸名人」はかなりの頻繁でバージョンアップされるので、いずれ修正されるかもしれません。
「かゆところに手が届く」とまでは持ち上げませんが、
「かゆいな」と思っていたところをちょっと掻いていたら治まった、という感じですね(笑)。
バージョンアップは「こんなにやらなくても良いんじゃない?」と思うぐらいやっていただいています。
これからの不動産業界に、「賃貸名人」はどのような価値を提供できるでしょうか。
私の持論ですが、いずれ賃貸の仲介手数料はなくなると思っています。
これまでの賃貸仲介業は、昔の温泉街にあった観光案内所のような存在でした。
観光案内所は、宿を紹介することでマージンをもらっていた。
しかし、現在ではホテルや宿の空き情報はインターネットですぐに分かります。
これと同じことが、賃貸業界で起こる可能性があります。
ただ物件を紹介するだけの客付け会社は生き残れないのではないでしょうか。
そこで求められるのは、管理力です。
管理力とは、トラブルが発生したときにプロとしてオーナーや入居者に提案して解決する力です。
また、トラブルを未然に防ぐ能力も必要だと思っています。
賃貸におけるあらゆるリスクやトラブルを想定し、
的確に問題解決していくことが賃貸事業者に求められている価値だと思います。
「賃貸名人」には、そういったリスクやトラブルをサポートする存在として、
賃貸事業者に寄り添って欲しいと思っています。
ダンゴネット担当者からのコメント
弊社製品を長くご利用いただき、誠にありがとう御座います。
修繕などの履歴機能は新規で賃貸管理システムをご提案させていただく際も、
大変ご好評いただける機能となります。
賃貸名人は2019年現在、累計90回以上のバージョンアップを実施致しました。
弊社では門井様をはじめ、5,000社以上のユーザー様のご要望を社内でデータベース化し、
創業当時から少しずつ実現してきており、文字通りお客様に育てていただいている製品となります。
今後も賃貸名人の機能についてのご要望は、コールセンターや各営業担当でいつでもお受けしております。
まだまだ至らない機能も御座いますが、これからも貴重なご意見をお聞かせください。
お客様に様々な価値を見出していただける製品になるよう努めて参ります。
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