マンションの管理業務は、日常の清掃、エレベーター・駐車場・浄化槽等の点検・整備、
管理組合の事務等多岐にわたっていますが、中でも共用部分の老朽化対策は最重要業務の一つです。
1.共用部分の設備の老朽化
➀給水管や排水管
長い年月での使用において、管理を怠ってしまうことで管が老朽化してしまいます。
老朽化してしまうと、劣化しているところから水が漏れてしまったり、
マンション内それぞれの部屋に配水されなくなり、各家庭で水が使えなくなってしまうこともあり得ます。
また、水漏れの場所によっては給水管にカビが発生し衛生上の問題が生じてしまいます。
➁電気設備
電気配線などをしっかり点検しないことによって、老朽化してしまい漏電を引き起こしてしまいます。
漏電は火災の原因にもなりかねず大変危険です。
➂外壁
外壁は風雨や紫外線により常に劣化し続けています。クラック等を放置していると
見た目が悪いだけでなく、雨水の侵入により更なる被害をもたらしかねません。
2.老朽化により二次災害を起こす可能性
消火設備や火災報知器の点検が不十分でいざという時に効果を発揮できないと
被害が拡大しますし、地震の際に老朽化した外壁がはがれ落ちて道路をふさいでしまい、
逃げられなくなった人々にとんでもない二次災害をもたらすことも想定されます。
築年数の経ったマンションの建て替えは年々多くなっています。
3.まとめ
マンション共用部分の管理が重要であることはご理解いただけたことと思いますが、
マンション管理会社に任せっぱなしで、きちんと管理されているか分からないという方も
多いのではないでしょうか。
たとえば火災保険の乗り換え検討だけでも利回り改善につながる
場合もありますのでそのような方は是非ダンゴセレクトにご相談ください。
※当コラムは株式会社バリュー・エージェント様より寄稿いただきました。