前回、
チャットボットってなに?
AIチャットボットはなにができる?
AIはどこで使っているの?
この辺りを書きましたが、
今回は具体的にサービスも取り上げて、
どんなAIチャットボットがある?
どういうシーンでAIチャットボットを使うのか?また使えるのか?
この辺りをお話しします。
業界を問わず、AIチャットボットを使っているシーンは実は多数あります。
・横浜市のゴミ分別のFAQをしてくれるチャットボット(イーオくん)
http://www.city.yokohama.lg.jp/shigen/
・ORBISのスキンケア商品などを紹介、説明するチャットボット(うるにゃん)
https://www.orbis.co.jp/info/
これ以外にも、例えば、
阪急百貨店さんがオムニチャネル(*)の一環で、
来店されたお客様向けに二次元コードをスマホで読み取って頂き、
売り場情報などをチャットボットを利用して提供したり、
外国人向けに多言語対応したりして、活用しているようです。
※オムニチャネルとは、ネット(ECサイトなど)とリアル(実店舗)を融合する仕組みで、
ネットからリアル、またはリアルからネットへと境界隔てることのない取組みの事をさします。
では管理業界に少し目を向けてみましょう。
実際、業界ではチャットボットの活用をしている企業は少ない方ですが、
少しずつ導入企業も出てきました。
正式にプレスなども出しているサービスを少し共有します。
コンシェルジュ型のAIチャットボット事例としては、
大京グループさんが『AI管理人』『AIコンシェルジュ』というサービスの実証実験を開始しています。
https://www.daikyo.co.jp/csr/activities/technology/aims.html
社内向けのFAQとAIチャットボットの事例としては、
手前味噌ではありますが、弊社が大和ライフネクストさんに導入させて頂いた事例です。
社内情報共有で活用していたFAQサイトに、
IBM Watsonを連携させたAIチャットボットを導入しております。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000828.000002296.html
不動産・物件紹介などのAIチャットボットでは、
レオパレス21さんの、『レオパレスAIカウンター』。
お部屋探しをAIチャットボットが代行します。
https://vir.leopalace21.com/?_ga=2.148353591.1056736993.1543913344-104470167.1543913344
このようにAIチャットボットの活用の仕方は一つではありません。
賃貸業界で言うと、現時点でAIチャットボットを活用するには
大きく二つに分けられると思っているのですが、
それが下記の2つです。
1.社内のFAQ対応の窓口として
✅ 総務業務系チャットボット
✅ 賃貸・仲介業務の支援チャットボット
✅ 管理物件などに常設するコンシェルジュ型チャットボット
2.顧客接点の窓口として
これにはこのような活用シーンがあると思います。
✅ 内見予約をするチャットボット
✅ 不動産・物件紹介をするチャットボット
✅ コーポレートサイトのFAQチャットボット
1はどちらかというと“守りのチャットボット“
2は“攻めのチャットボット”
と私は捉えています。
1は主に、業務効率化やコスト削減の手段、ES(従業員満足)の向上として、
2は主に、顧客接点の拡大・販売貢献、CS(顧客満足)の向上などがあります。
実際、弊社にもご相談がある案件としても、1と2の両方がございます。
実現するには幾つか課題もあるため、
相談だけ頂いて、なかなか先に進まないお話しも多いのですが、
先程の大和ライフネクストさんでは現在、複数のAIチャットボットが運用されています。
1体目は、先ほども事例に出させていただいた、
社内FAQとAIチャットボットを連携したサービス。
2体目は、法務FAQサイトとAIチャットボットを連携したサービス。
3体目は、経費精算FAQのAIチャットボット。
4体目は、点検予定の日程調整をするAIチャットボット。
1~3体目までは主に、社内のFAQ窓口として。
4体目は、顧客満足ではなく協力会社満足ですが、協力会社接点の窓口として。
同じ、チャットボットでも活用シーンは様々ということですね。
ここまで、
どんなAIチャットボットがあるのか?
どういうシーンでAIチャットボットを使うのか?また使えるのか?
についてまとめましたが、いかがでしょうか!?
比較的難しい表現は避けたつもりですが…。
次回は、AIチャットボットの一番の問題点、
どうAIチャットボットを賢くする!?
初回で触れた、どうAIチャットボットに教え込む?
この辺りについて話をさせて頂こうと思います。
本日もお付き合いくださりありがとうございました。
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※当コラムは株式会社CBIT執行役員 庄山幸一様より寄稿いただきました。