こんにちは!CBITの庄山です。
寒かった冬も一段落でしょうかね。今週は少し温かい春らしい陽気になりそうですね。
さて、冬が明けはじめ春の訪れとともに、不動産業界も忙しくなってきますよね。
業界の方々は大変忙しい時期をお過ごしかと思います。
忙しいのに事務作業が多いとうんざりしてる方、いらっしゃるのではないでしょうか!?
これを解決するための手段として、最近よく聞くバズワードがあると思います。
そう、RPA です!
今や、IT系の3大バズワードではないかと個人的にも感じます(笑)
『AI』
『IoT』
『RPA』
今回は「RPA」、いわゆるロボット。
これについて触れておこうと思います。
RPAって?
まず、言葉の定義からで、
RPAとは「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略語で、
よく言われるのが、
「AIと同じなの?」
「AIとなにが違うの?」
「ロボって言ってるけど、ロボットじゃないじゃん!?」(苦笑)
まず、RPA = ロボット となるので、
あまりITに馴染みのない方からすると、
やはりというかなんというか、
ロボ = ドラえもん
ロボ = 物理的なロボット
なんですよね(笑)
でも、ここで言うRPA(ロボ)は、ドラえもんでも、
ターミネーターのような物理的なロボットの形をしているわけでもありません。
RPAってAIとは違うの?
先程の質問の一つに「AIと同じ?」「AIと何が違う?」という質問ですが、
これについても私なりの解釈も交えてコメントしておきます。
まず、広い意味で言うと、RPAもAIの一部とコメントしている識者もいます。
広義の意味ではRPAもAIの一部であると。
AIについても簡単に触れておきたいと思いますが、
―AIはそのレベルに応じて5段階あると言われています。
レベル1~5まであって、
1は人工知能というよりも、完全に人の手によって制御されたプログラムになります。
個人的には人工知能とは言わないだろうと思っています。
“弱い人工知能“などと表現されていたりもします。
で少し飛びますが、5になると完全に自立して人間とほぼ同等に振舞える。
これがレベル5のAIと言われています。
レベル5はドラえもんクラスと思っていてよいでしょう(笑)
ちなみに、レベル4は車の自動運転などがこれに当たります。
レベル3はWatsonの自然言語の分析や、
Googleの検索エンジン、ビッグデータ分析などでしょうか。
これに当てはめると、現在あるRPA製品のほぼすべてが、レベル1と言えます。
一般の方が思うAIの定義を考えると、
現時点では、RPAはAIではないと私は思います。
RPAでは何ができる?
さて、RPAやAIの定義はこれぐらいにして、
RPAは実際にどんなことに使えるのか?本題に入りましょう。
まず、RPA製品や細かい話しは置いとくとして、
大きく特徴は3つあります。
1.画面上のデスクトップ操作を機械によって自動化できる
2.プログラミング(コード作成)が不要
3.24時間365日実行できる
不動産業界で使えるRPAの用途ですが、2つほど挙げます。
これは実際に私のお客様でも使っていますが、
定期的に気象庁のサイトを監視し、震度5以上の地震がでたら、
その地震速報をキャッチし対象エリアの物件を抽出し、
営業担当者にメールとメッセージを通知するというもの。
RPAを使わず手動で行っていた時は、
地震が起こる
↓
担当者がサイトを確認
↓
対象エリアをチェック
↓
物件を確認
↓
リストを作成
↓
メール送信
これを全て、“手“で行っていました。
これがRPAを使う事で、全て自動で且つ24時間365日監視してやり続けています。
また別の手段としては、
お客様に自社の新サービスをEメール通知するというRPA。
例えば、Excelに入っている顧客リストから、
対象の区分のお客様にだけ新サービスの電子データを添付しEメールを送る。
対象の区分は、例えば、
複数棟物件を保有しているようなオーナーさん、
区分所有のオーナーさんなど、
条件に従って対象を変え、添付ファイルをつけてEメールを送信。
そういった作業もRPAで自動化できます。
一度設定しておけば、人は忘れることはあっても、機械は忘れることなくいつでも送れます。
加えて文句も言いません(笑)
さて、本日はRPAについて触れてみましたがいかがでしたでしょうか?
まとめると、
RPAはAIと違って自律的に動くものではない。
決められた動作や処理を実行でき、
今まで少し面倒だったPCのデスクトップ上の操作などを代替できる。
24時間365日に休まずに実行できる。
次回はRPA製品やRPAの選び方などにふれようと思います。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。
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※当コラムは株式会社CBIT執行役員 庄山幸一様より寄稿いただきました。
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